スポンサーリンク

アレクサンドル・デル・ヴァールがグロバリゼーションの罠に陥った西欧文明について語る

グロバリゼーションの罠に陥った西欧文明 
 フランスの独立右派チャンネル「テレ・リベルテ」の番組ジェオポール Géopôles シリーズの一つです。2021/12放映のものです。 
アレクサンドル・デル・ヴァール Alexandre del Valle は以前取り上げた事があります。今回映像ではネクタイ無しの人物です。
このインタビューは55分と長いので初めの1/3を取り上げました。
スポンサーリンク

アレクサンドル・デル・ヴァールが自己批判しすぎる西欧文明の危険性に警鐘を鳴らす

 Q:最初にお聞きしたいのは文明にも寿命と言うものはあるんでしょうか?もしあるとすれば西洋文明の寿命は他の文明に比べて長いのでしょうか?
AD:存在するあらゆるものは必ず変化し壊れていきます。諸行無常と言うと東洋思想のようですが、実際動物だけでなく植物にも鉱物にも、惑星である地球にも太陽にもこの宇宙にも寿命と言うものがあります。ですから文明もまたいつかは滅びていきます。しかし文明ごとに寿命に差があるのも事実です。中国文明やトルコ・イスラム文明のように特徴を長く保持している文明もありますし、我々西欧文明のようにその特徴が失われつつある場合もあります。これは栄養バランスの良い食事をしたり、タバコをやめたりお酒も控えめにするなど健康を気にかけている人の方が、お酒やドラッグや不健康な生活に馴染んで睡眠時間も短いと言った人よりも寿命は長くなることを見てもわかります。健康維持の手段があるように文明も正しい対抗策を採用するならば長い寿命を維持することができます。こういう健康状態維持の予防手段を講じずに、もう大酒を飲みながらドラックにもふけると言う自己破壊的な傾向を持つ文明があります。それが我々の西欧文明なのです。
 
自己批判又は自己憎悪
我々西欧文明の一番目立つ特徴は自己批判を好む点にあります。自己批判そのものは悪いことではありません。科学が産み育てられるための必須の条件とも言えます。その思想態度なり主張する集団なりが我々の文明とぶつかる時危険性を露わにします。フェミニスト集団のデモや、差別抗議デモや、ガソリン値上げに反対するデモ。こうして政治主張運動から生活問題まであらゆる反政府、反権威団体には巧妙にエージェントが入り込んでいます。但し私はそうした団体が連合して反体制を企てているというような陰謀論を主張しているわけではありません。
第一に世界から国境というものが廃止され、或いは廃止はされないまでも通過が容易になる。第二に各国において社会的、文化伝統的、法律的その他諸々の規律というものが弱体化する。そのためにあらゆるイシューに嘴を突っ込み、そうしているうちに人のつながりができて社会崩壊を目指す緩やかな運動が成立するのです。
国境が無くなれば誰が得をするでしょう。麻薬密輸業者とかイスラム過激派とか大勢います。関税や各種規制が廃止されれば世界規模の国際企業は喜ぶでしょう。この点でディープステイトと過激派は利害の一致を見るのです。
Q:資金面の支援が有ると仰るのですか?
 
AD:当然です。ベルリンやパリへ行き自腹を切ってまで誰がデモに参加するでしょうか。交通費・宿泊費・食費等全てにディープステイトの援助があります。彼らにとってはただ同然の出費に過ぎません。
 
Q : フランスは昔から異民族を受け入れて来ました。ゲルマン人とか、北欧バイキングとか。フランスが壊れることはありませんでした。
AD : ゲルマン人は西欧の構成要素の一つになりました。神聖ローマ帝国という名前からしてもヨーロッパそのものです。
今押し寄せる外国人難民は同化しません。西欧文明に対し被害者感情を持ち敵意を抱いている。この外来者の敵意に迎合的に応えるのが西欧人の加害者としての罪の意識です。女性差別、宗教差別、植民地差別などなど。白人キリスト教徒男性で性的にホモでないノーマルの人物はあらゆる出来事に対して責任を取らされるわけです。
 人、金、物の往来は低賃金労働力を求めている国際大企業のいつも望んでいるところですから、この点でディープステートと移民労働者は利害が一致します。彼らが運動しやすい場を作るのに自己批判病にかかった言論人が活躍してくれます。
 
Q:危機状況から抜けだすにはどうすれば良いのでしょう?
(以下省略)
⇒ 記事一覧(更新日順)へ

⇒ 記事一覧(カテゴリー別)へ

⇒ tag一覧へ

下記バナーを1日1回クリック頂ければ記事作成の励みになります!
↓ ↓ ↓ 

にほんブログ村 政治ブログ 保守へ

コメント

タイトルとURLをコピーしました