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ハーフリート・ミュンクラーがドイツの地政学的位置の負担について語る

Deutschland in Europa “die Last der geopoliltischen Mitte”

ヨーロッパの中のドイツ「地政学的中央に位置するという負担」
ハーフリート・ミュンクラー教授
フリートリヒ・エーベルト財団チャンネル

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ハーフリート・ミュンクラーがドイツの地政学的中央の負担について語る

欧州大戦を知りたいなら当時の地図を先ず見ることです。ドイツ帝国が中央に在ってアンタント(entente 三国協商)に取り巻かれている、少なくとも仏露に、内側にいる利点もあるにはありますが、例えば内線防御のほうが運輸面で効率的であるなどですが、取り巻かれる恐怖感は大きなものがあります。この恐怖感は何度も歴史に登場しますが、そのストレスによって政治面でも軍事面でも衝動的決定がしばしば下されてきました。

1990年以降ドイツは再び中央に位置し取り巻かれるようになったわけですが、今度はストレス無しのものです。1914年のそれが敵対国に取り巻かれていたのに対し、今度は友好国に取り巻かれています。友好関係を維持するには手を加えなければなりません。ギリシャなどの南欧諸国を金融面で援助するのもその一つです。

ですがヨーロッパ政策の根本はフランスとの良好な関係です。パリ=ベルリンの関係を枢軸化して、それにポーランドも加えて、仏独ポーランド枢軸が成立すればヨーロッパはもう大丈夫です。勿論不安定要素は残りますがそれは縁辺諸国の出来事で距離感がありますからストレスにはなりません。例えばウクライナ問題がそれです。距離のお陰で落着いた決定が下せる訳です。
(終わり)

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