“フランス人は負けて征服された。しかし決して置き換えられることはなかった.”
ゼムールは大統領戦敗北後かえって物腰態度に幅が出て、人間として成長した感があります。滅茶滅茶に悪口を言われ、恥辱にまみれていましたが。
彼の本領と言える移民と文化侵略の話題、彼の家族の歴史といった私的な話題、2時間を超える長時間インタビューの内容は充実したものでした。Livre Noir (Black Book) は右寄り民間チャンネルで、2年前ゼムールが大統領戦出馬を表明したのもこのチャンネルからでした。
フランス人は負けて征服された。しかし決して置き換えられることはなかった
ZM(ゼムール) : そちらから受けた三つのお尋ねに先ず答えます。第一、選挙が始まる以前から私がメディア攻撃の標的であったかどうか。これはその通りでひどいものでした。理由はタブー語の「大取り替え grand remplacement 」を私が公然と口にしたからです。しかしこの言葉を使っているのは私だけではない。例えば自国民を大量にフランスに送り出し、フランス支配を狙っているチュニジアの大統領が被害者面をして大取替えの問題を口にしています。サハラ砂漠の南から押し寄せてくる黒人の大群にチュニジアが占領されてしまうと言う悲鳴です。ダライラマもシナ人により占領されつつあるとチベットを語っています。
註:grand remplacement イスラム教徒の異人種がフランスで多数派になり、本来のフランス人は少数派に転落するという人口論的な警告
幾つか数字を挙げて見ましょう。
○ 国立統計院の発表では、0~4歳児のうち少なくとも一方の親が非西欧人である率は30%
○ 総理大臣機関であるフランス・ストラテジーの調査によれば0~18歳の未成年は占領されたフランスで50%~65%、未占領フランスで26%
(訳注 占領されたフランス:パリ北郊外のサンドニなどのように、イスラム人口が多く警察消防も立ち入れなくなくなってしまった地区のこと。パリだけではなく全国各地の大都市圏に存在する。)
○ 刑務所収容人口の25%が非西欧人 少なくとも25%の二重国籍者がこれに加わるので刑務所内の非フランス人人口は50%になる。
○ パリ地下鉄での性的嫌がらせを含む犯罪のうち60~70%が外国人によるもの
○ パリ郊外から脱出するユダヤ人は年間6万所帯に達する。アラブ=イスラムの嫌がらせに身の危険を感じている。
○ こうした事柄の原因は明瞭で、年々継続する合法流入の大潮がそれである。毎年32万人の合法的移民をフランスは受け入れているが、これはナント市やニース市の規模の人口だ
○ 難民申請をして認められないのにフランスに留まったまま帰国しない外国人が32万人いる 合わせて年間50万人強ずつが合法的に増えている
フランス大衆は現実を見ようとしなかった。それなのに警鐘を鳴らす人間を陰謀論者だと言って非難する。
○ 1900年当時全アフリカで500万人の黒人人口だった。対する欧州人は1,500万人。それが今や二十五億人のアフリカ人へと増えた。植民初期には1:4で白人優勢だったのが現在は同じ1:4でアフリカ人優勢となってしまった。
○ 大取替え grand remplacement という言葉を最初に使った文学者ルノー・カミュ Renaud Camusはこれを歴史の必然と見てペストPesteや百年戦争のように固有名詞扱いの大文字使用を推奨しています。
メディアが「大取替え」問題を扱わない理由の1
業界仲間に非難されるのが怖いから
メディアが「大取替え」問題を扱わない理由の2
このようにして人口上の優位性によって他民族の風俗習慣がフランスの地に根付いていきます。左翼は少数民族が自己アイデンティティー防衛を主張すると自分は進歩派だと称して連帯しようとする。但しフランス人がフランス精神を守ろうとするとナチ扱いをする。フランスやヨーロッパのアイデンティティーが消えてしまっては多様性も失われるのではありませんか。
私の家族について説明します。アルジェリア=モロッコ国境に土着しているベルベル人の出身です。征服者であるアラブ=イスラム教徒に対し仲間意識はありません。アラブ人はベルベル族に数世代に渡ってひどい扱いをし続けて来ました。
フランスによる植民以前祖父は小さな靴屋を営んでいたそうでう。職人身分ですね。
フランスは虐められていたベルベル人を開放した。ベルベル人はフランス文明を敬愛しパリに憧れたものです。
同化政策 assimilation の成功した好例ですね。なお父も私自身も昔過ごしたアルジェリアの地へ戻ろうという気はありません。現在あの国はざらざらした手触りの国になってしまいました。
移民の同化についてですが、先ず第一にフランスは同化政策をこの30~40年取っていません。第二に移民して来た外国人がフランスへの同化を拒否するようになりました。トルコのエルドアン大統領がヨーロッパ居住のトルコ国民に向けて「同化はジェノサイド(民族抹殺)そのものだ」と呼びかけているのも知られた話です。第三に外国人の数が増え一定地区に集中して住むようになるとフランスに同化する必要が無くなってしまう。逆に元来の住民であるフランス人がアラブ文化に同化し始めます。小学生が断食月の習慣を実行したりフランス女性がイスラム風の衣装を着て外出したりするわけです。
大取り替えは最重要な問題であるにもかかわらず大統領選の論点にはなりませんでした。これはメデイアが全力を挙げて他の論争点で隠してしまったからです。
以下がその他の取り上げられた主題です。
LN(Livre Noir):ホモセックス、レスビアンなどの問題について
LN:難民申請者の本国送還について
LN:格差とégalitarisme 平等主義について
LN:再工業化、減税、社会保険料の軽減など
LN:歴史認識について、フランスの犯した悪事ばかり取り上げられるフランス史から栄光のフランス史へ
LN:法治国家の脱線、裁判官による支配、裁判官の権限逸脱
(後略)
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