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エリック・ゼムールがロシアのウクライナ侵攻について声明を発表

Éric Zemmour : Déclaration solennelle sur la guerre en Ukraine
エリック・ゼムール 『ウクライナ戦争についての厳粛な宣言』

(以下は要旨です)
我々の大陸で再び戦争が勃発しました。昨日の夜ロシアは直接の攻撃、威嚇を受けていないのにも関わらずウクライナ攻撃を決定しました。この不条理なニュースを聞いて先ずウクライナ国民と同国に滞在するフランス国民のことを考えました。私は数年前からNATOの東方拡大を前にしたロシアの抱く不安感について仏国民の皆様に機会有るごとにお伝えしてきました。しかし西欧側はこれについて何の対応策も取ってきませんでした。我々の無反応に対する回答が昨晩のロシア軍侵攻です。今我々と申し上げたが、勿論ロシアが2月24日の侵入については第一の責任ですが、ロシアだけの責任ではない。対応して来なかった我々にも責任があります。

プーチンがレッドラインを踏み越えるだろうとは、私は予想していなかった。彼の要求が実現可能だったからです。2月24日以来フランスはNATO東方拡大に制限を設ける条約を作るという条件でロシアに侵攻中止を求めてきました。大国間のバランス維持に重点を置くのが仏外交の伝統だからです。この条約には付随的に幾つかの約束事が含まれるでしょう。領土問題の解決、加盟国の主権、自由の尊重などです。パリ開催が予定されているG7会合には未だ間に合います。マクロンは条約案を手にモスクワを訪れキエフとの仲介に乗りだすべきです。2008年のジョージア内戦の折に当時のサルコジ仏大統領が果たした様な役割を果たすべきです。

この仲介者にフランスほどぴったりの国はありません。核兵器保有国、国連常任理事国ですし、米露と同じ資格を有しています。条約案を示しながら各国に同意を迫るだけの重みのある国です。強国としてフランスは平和の維持に責任を持つという宿命を負わされています。

平和万歳。共和国万歳。フランス万歳。
(終わり)

 

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