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マリオン・マレシャルが人口問題をとおして家族の重要性を語る

La famille contribue au bien commun de la société – Le Zoom – Marion Maréchal – TVL

マリオン・マレシャルへのインタビュー  家族という視点から見た人口問題

Marion Maréchall は今年(2021)31歳の若い右寄り欧州議会議員でl’assemblement national(ル・ペン創設の旧front national)所属です。

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マリオン・マレシャルが人口問題・キリスト教・家族理念を語る

はじめに
Q:ハンガリーでの人口問題会議に参加なさったそうですが?

MM:女性家族省次官のカタリン・ノヴァク女史から招待状を頂きましたので家族人口会議に参加してきました。ハンガリーではナタリスム(産めよ増やせよ運動)が盛んです。強制的、公的なものではない自発的な運動ですが効果は十分あります。フランスでナタリスト運動を展開するヒントを得ました。
現在のフランス出生児の1/3は少なくも片方の親が移民です。この状態が続けば3~4世代かからずに人口比の逆転がおこり、土着フランス人が少数派になってしまいます。人口問題は経済や教育の問題である以上に一国の文化やアイデンティティのそれなのです。

ナタリスムと宗教とヨーロッパ
Q:ハンガリーを含めた中東欧諸国では未だキリスト教勢力が健在ですがフランスでは弱まってしまいました。それでハンガリーは参考にならないのではありませんか?

MM:共産主義者や68年世代の反権威思考やイスラム人口増大の結果フランスのカトリックは弱体化しました。私自身はカトリックですから信者のすくなくって荒廃した教会を見ると悲しくなります。
でも村に広場があり教会があり、鐘楼から鐘が聞こえてきて、その下を羊の群れが通り、そのあとをニワトリが追いかけるなどといった伝統的フランス風景の中にキリスト教が組み込まれているのを感じます。自由、平等、人権などの価値規範の中にも勿論キリスト教は組み込まれていますが、もっと身近な風景のなかにも目に見える形でキリスト教が存在しています。
キリスト教に所属することがヨーロッパ文明に参加する条件です。たしかにフランスは大革命以来政治と宗教が分離した世俗主義をとってはいますがキリスト教の遺産が政治原理にしみ込んでいますので世俗主義は家族原理復興の障害にはなりません。
それに現在はフランス国家やフランス人自身がアイデンティティの喪失に悩み、「フランス人になりたがっている」状態です。

社会の基本細胞は個人か、家族か?
大革命以来個人の優位を主張する派が多数を占めてきました。個人派は自己決定と選択の自由を重視します。しかし生まれるとき親は選べませんし、性別も選べません。ただ与えられるのです。我々はそれを受納する外無い。個人派にとってこういう状態が不快なのでしょう。68年世代が叫んだ解放(emancipation)の意味もここに重点があるのかも知れません。個人派は運命というものを認めず、すべてが合理に従う社会を目指しているようです。
一方家族は生産と消費の観点からすると生産します。国家にサービスを提供します。最大の提供サービスは人口の再生ですが、その他にも他人との関わり方などといったしつけや基本教育も引き受けてくれます。今現在のところ家族重視派がようやく勢力を盛り返しつつある状態でしょうか」

Q:伝統的家族観をキリスト教と無関係に主張できるのか?

MM:自由平等というフランスの国是そのものがキリスト教から生まれました。今でもフランス国家はその意味でキリスト教原理に支えられているわけです。
さらに家族が国家の基本ですからキリスト教家族理念に反するものは認められません。一夫多妻や同性愛者どうしの結婚とかです。子供には母親と父親両者の愛情が必要です。
いわゆる進歩思想に抵抗しているハンガリーからはヒントをもらいました。
エコロジーと人口のテーマについては人口爆発にどう対処すべきかというアフリカ固有の問題です。
(終わり)

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