70 Jahre GG im Bundestag: Rede von Alexander Gauland (AfD) am 16.05.19
ドイツ衆議院本会議 2016/05/19
Dr. アレクサンダー・ガウラント AfD所属
憲法制定70周年祝賀演説
率直な意見を情理を尽くして述べており、琴線に触れます。
アレクサンダー・ガウラントの憲法制定70周年祝賀演説
ドイツ憲法は公布から70年を迎えました。この憲法は戦後ドイツ史最大の傑作とも言えるもので、ドイツの歴史上どの憲法より長生きをしています。神聖ローマ帝国はさておいて、ドイツ同盟はウイーン会議から数えて51年の寿命でしたし、北ドイツ同盟はビスマルクの改定を加えてもやはり51年間でした。ワイマール共和国憲法がわずか13年間でしたから現憲法は長寿と言えます。
しかし寿命が長ければそれで良しというものではありません。この憲法は自由を守ったという意味でも経済的な意味でもドイツに大きな利益をもたらしてきました。
同時に憲法制定の父たちはワイマールの失敗から学び取り、憲法を護る手段を現憲法に生かしています。勿論憲法の敵は存在します。左右過激派がそうであり、イスラムもそれに加わります。しかしこの手の敵は目立ちますからすぐそれと知れます。
本当の敵は、自由と平等の釣り合いにおいていつも自由の分量を削り取り、狭くしようとしている人たちです。ポリティカル・コレクトネスの名のもとに自由を狭めている人たちです。今日はどこかの大学教授が攻撃され明日はどこかのソーシャルネットワークが非難されるというような事がおこっています。ここには一定の勢力が自己の政治的目的を実現するために予め邪魔になる議論の幅を狭めておこうという意図が見て取れます。
1945年5月8日の有名な演説でリヒャルト・フォン・ヴァイツェッカーが語っているように「それが私の賛成する意見ではなくても、いずれにしろ意見を表明する自由は尊重されるべきだ」、そういうものなのです。憲法は少数派の発言権を 尊重しますから政治的少数派である我々は当然憲法擁護派であります。
19世紀にすでにジョン・スチュワート・ミルやトックビルは 民主制度の危険性について語っていますが憲法制定の父たちが予防策を講じておいてくれたことにも感謝しましょう。
終わります。
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